計測システムに選ばれるデータロガーであるために
効率的なエネルギー利用、eモビリティーの技術進歩の中で、計測システムも多くのことを求められます。 HIOKIのデータロガーは、高電圧システムの安全性確保、膨大な数の計測チャネルへの対応、上位システムとのデータ連携など、計測システムにとっての課題をアドバンテージに変えるソリューションを提供します。
高電圧バッテリーパックの各セルデータ取得に最適【バッテリー充放電試験】
バッテリーパックは、多くのバッテリーセルが直列に接続して構成されています。セルの特性のばらつきによってバッテリーパック全体の性能低下を招くため、セル単位で電圧や温度の挙動を把握することは、極めて重要です。 一方、電気自動車に搭載するバッテリーの高電圧化が進んでいます。バッテリーの電圧は400 Vから800 Vへ実用が進んでおり、このような高電圧バッテリーパックの充放電試験でバッテリーセルの電圧や温度を安全に測定するためには、計測器の対地間電圧とモジュール間電圧が重要になります。 |
バッテリーパックのスタックセル電圧測定、セル生産ラインでの充放電試験に最適なモジュール
モジュール | 電圧・温度モジュール M7100 | 電圧・温度モジュール M7102 |
---|---|---|
バッテリーパック | 600 V~1500 V向け | 600 V以下向け |
対地間電圧 | DC 1500 V, AC 1000 V (CAT II) | DC 600 V, AC 600 V (CAT II) |
モジュール間電圧 | DC 1500 V, AC 1000 V | DC 600 V, AC 600 V |
最大チャネル数 | 15ch/台 | 30ch/台 |
サンプリング速度 | 最速 5 ms | 最速 10 ms |
さらに詳しく | M7100はこちら | M7102はこちら |
バッテリー充放電試験向けソリューション
構成例、導入メリット、選定ガイドなどを詳しく説明しています。
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アプリケーションや事例を詳しく説明しています。
・セルの電圧と温度データの記録に最適なデータロガーはこちら
・高速リアルタイムデータ出力でHILSと連携できるデータロガーはこちら
LR8101 (基本機能モデル) とLR8102 (高機能モデル) の違い
共通の機能
・計測モジュールを最大10台接続
・SDカード、USBメモリーにデータ保存
・通信コマンドで制御、データ転送
LR8102 (高機能モデル) の機能
・UDPによるデータ出力
最速5 ms間隔で1サンプリングずつリアルタイムに測定データを出力します。 HILSのようなリアルタイム処理が求められる場合に利用できます。
・複数本体を同期して測定
オプションの光接続ケーブル L6101 (1 m)または光接続ケーブル L6102 (10 m) で同期測定ができます。
サンプリング同期したすべての本体の測定データは、プライマリー器のLAN2から出力できます。
・CANによるデータ出力
CAN (Controller Area Network) で測定値を出力できます。
バッテリーマネジメントシステム (BMS) のような車載デバイスの情報とのデータ統合に利用できます。